早朝ウォークで見つけた山野草【川緑(カワミドリ)】

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 薄紫の色が印象的な【川緑(カワミドリ)】

川緑は、宇奈月温泉の山の草地に生えるシソ科の多年草です。
茎はシソ科特有の方形で、全体に強い香気があります。

茎頂に花穂をつくり、淡紅紫色の花を密につけます。
古くから、花の咲くころに全草を刈り取り、乾燥させたものを風邪薬として使われていました。
このように薬草として使われる植物が、身近に意外と多くあります。

川緑は何本も数がまとまって集団で生えます。
秋の日差しを浴び、黒部の川風に揺れている薄紫の花が印象的でした。

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早朝ウォークで見つけた山野草【野紺菊(ノコンギク)】

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 山道の木陰にひっそりと咲いている【野紺菊(ノコンギク)】

野紺菊は、宇奈月温泉の山道の路肩等でよく見かけるキク科の多年草です。
地下茎を出して増えます。

秋の野に咲く可憐な小菊で、紺色であるところから、この名前がついたようです。
春の若苗は食され、特に舌状花の濃い色のものは、紺菊と称され昔から観賞用に栽培されていました。
所によって葉の形や花の色が違い沢山の変種があるようです。

以前、標高1800mの黒部ダムの岩盤の割れ目に野紺菊が花を咲せているのを見たことがあります。
それは冷気の中で、実に美しく濃縮された紺色でした。
気温の日格差が大きいほど、色が濃くなるのかもしれません。

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早朝ウォークで見つけた山野草【捩花(ネジバナ)】

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宇奈月温泉の林道沿いに生える【捩花(ネジバナ)】

捩花(ネジバナ)は、最近宇奈月温泉の林道沿いによく見かけるラン科の多年草です。
花は、茎の先にらせん状に捩じれた薄紅色の花穂を作り横向きに咲き、春先から9月頃まで見られます。
花穂が螺旋状に捩じれた状態から名前が付けられました。

小さな花をよく見ると、カトレアに似ているのでランの仲間だということがよくわかります。
上からこの螺旋を見ると、右回りと左回りがあります。
稀に白花の変種も見られます。

宇奈月温泉の林道が毎年整備されるようになりました。
特に、のり面補修工事はコンクリートの吹き付け工法から植物の種を吹き付けて緑化を図る工法が取入れられるようになりました。
その生育した植物の中に、捩花が多く見られるようになりました。

その他、宇奈月温泉の河川敷公園やゴルフ場の芝の中でよく見かけます。
どうもイネ科の植物と相性が合うようです。

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早朝ウォークで見つけた山野草【赤花(アカバナ)】

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 鮮やかに紅葉した草紅葉【赤花(アカバナ)】

赤花は、宇奈月温泉の日当たりのよい水湿地に生えるアカバナ科の可憐な多年草です。
茎は分枝し高さ20cmから70cmになり、茎の上部に7月から8月にかけて、淡紅紫色の可憐な小花をつけます。
花弁が4個あり、小さいながらも心に残る美しさは、それぞれの先端が浅く2裂になっているからです。

秋風が吹くようになると茎、葉、果実のすべてが赤紫色に紅葉するので赤花の名前がつきました。
鮮やかな草紅葉に白く見えるのは、果実のサヤがはじけ、白い毛のある実が飛び出してきたところです。

朝晩、冷え込んでくると草や低木の葉が紅葉してきます。
宇奈月温泉の山々の草紅葉が美しく映えるのも、もう間もなくです。

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早朝ウォークで見つけた山野草【犬塔花(イヌトウバナ)】

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 大型の山野草に隠れて可憐な花を咲かす【犬塔花(イヌトウバナ)】

犬塔花は、宇奈月温泉の山の木陰で、大型の山野草に隠れて普通に咲いているシソ科の多年草です。

茎の先に花穂を作り、輪生状に淡紫色をおびた、シソ科特有の唇形小花をつけます。

小花の色が淡すぎるのでついつい見落としてしまいそうです。
これとよく似たシソ科の花で踊子草があります。
いづれも茎が角ばっています。

このような可憐な小型の山野草を探すのも、楽しいものです。

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早朝ウォークで見つけた山野草【悪茄子(ワルナスビ)】

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 硬い棘のある【悪茄子(ワルナスビ)】

悪茄子は、宇奈月温泉のスキー場に至る道端に生えているナス科のヨーロッパ原産の多年生帰化植物です。
地中に地下茎をのばして繁殖します。

茎に硬いとげがあり始末の悪い茄子なのでこの名前がついたとか。
近くには竹似草や鼻ひりの木等のあまり人に好まれない植物が多く目にします。

加えて葛や岩がらみなどが目立ち、山の荒廃が始まっています。
杉の木立が枝打ちされれば太陽の光が林内に届き、林が昔のように蘇ります。
杉林の中にも様々な植生がありますので、林の手入も重要になってきます。

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早朝ウォークで見つけた山野草【天人草(テンニンソウ)】

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 林の中に鬱蒼と生える【天人草】

天人草は、宇奈月温泉の山中の木陰に群生するシソ科の多年草です。
花は、淡黄色で茎頂に細長い花穂をつくって、密につきます。
4本のおしべと1本のめしべは花柱とともに長く、花外に付き出しブラシのような形です。

シソ科の植物としては大型で、穂状の蕾を天人に見立てて名前が付けられたようですが、天人には連想しがたい形です。
同じシソ科の見返り草と形がよく似ていますが、見返り草も見返るほど美しくはありません。

天人草と見返り草を理解するには、まだまだ自然と向き合う必要があります。

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早朝ウォークで見つけた山野草【秋唐松(アキカラマツ)】

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 葉が薄くて美しい【秋唐松(アキカラマツ)】

秋唐松は、宇奈月温泉の山野の道端等に生えるキンポウゲ科の大型の多年草です。

山野のどこにでも生え、花は淡黄色で地味で目立たないので、ついつい見過ごしてしまいます。
しかし小葉は、唐松草特有の形で、端正で魅力的です。
萌黄色の薄い葉に照明をあてると優しく光を通し、実に美しく輝きます。

一緒に生ける花を、葉で引き立たせてくれる不思議な花です。

昔からセンブリの代用で胃腸薬として使われているようですが、キンポウゲ科の植物なのでアルカロイドを含んでいるため有毒植物となります。

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早朝ウォークで見つけた山野草【水引(ミズヒキ)】

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 鮮やかな赤に染まった【水引】

水引は、宇奈月温泉の山道の縁によく見かけるタデ科の多年草です。
茎がまばらに分岐し、花穂を伸ばして花径4mmほどの小花を総状につけます。

小花をよく観察すると、花柄に節があり花は横むきに咲き、花被片は4か所深裂し、上の3個は赤で下の1個は白くなっています。
このように、開花の色彩が紅白なので水引と名付けられたようです。

子供の時、水引の実がよくズボンにつき困った記憶があります。
種につて調べてみると、水引の実は痩果に属します。
広辞苑によれば痩果とは「植物の果実で、閉果の一種。小型で熟しても裂開せず1種子を持ち、全体が種子のように見える。」とあります。

水引の痩果は花被片に包まれて熟し、鉤状になった花柱が残り、これが動物の毛に絡み広範囲に広がるようです。

この小さな花を通して、種族保存のメカニズムを自然界の中で興味深く見ることができます。

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早朝ウォークで見つけた山野草【雄山火口(オヤマボクチ)】

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 山 の斜面に直立している【雄山火口(オヤマボクチ)】

雄山火口は、宇奈月温泉の山の斜面に直立して生えるキク科の多年草です。

大きな葉の裏側には、白い綿毛が密生しています。
この綿毛を火打石の火花を移す火口(ほくち)使った所から、この名前がつきました。

葉は牛蒡の葉と似ているところからヤマゴボウとも呼ばれ、根は漬物として、若葉は草餅に使われます。
信州では蕎麦のつなぎとしても使われるそうです。

薊ににた花が暗紫色になると茎は紫色になります。
高さは1mから1.5mになるのでよく目立ちます。

すぐ近くに大型の立薊も花を開かせ、秋の深まりを感じさせます。

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