蓮始開(はす はじめてひらく)

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7月13日から七十二侯は、「蓮始開(はす はじめてひらく)」で二十四節気「小暑」の次侯にあたる。

池の水面に蓮の花が開き始める頃という意味。泥を俗世に見立て、泥より出でて泥に染まらぬ優雅で貴賓高き蓮の花は、仏教の悟りの境地に例えられる。加えてその崇高な清らかな花に極楽浄土を見るのである。修行僧のかぶり物は若い蓮の葉を形取ってあり、未熟者であることを表す。仏教徒にとっては聖なる花である。

蓮が咲く頃は、梅雨明け間近なのだが、今年の宇奈月はまだまだ先になりそうだ。最近の雨量は、少量で黒部川の流れは透明さを増し、水量も落ち着いてきている。河鹿蛙の鳴き声も、川風に乗って心地よく聞こえる。

蝦夷紫陽花(エゾアジサイ) ユキノシタ科

<雨に濡れると美し輝く>

蝦夷紫陽花は、宇奈月の山中に生えるユキノシタ科の落葉低木です。

特に北海道から北陸にかけての日本海側に多く見られます。原種の山紫陽花が、豪雪に埋もれ越冬する間に変化したのではと考えられています。

 葉には、葉柄があり対生し、大きな楕円形で縁には鋸歯があります。先梢に多数の青紫色の両性花を開かせ、 周りには額片が大型化した装飾化をつけます。 場所によっては、紅色の仲間も見られます。

北海道で多く分布することが、名前の由来となっています。