御山竜胆(オヤマリンドウ) リンドウ科

<高山型で小さい>

御山竜胆(オヤマリンドウ)は、宇奈月の亜高山帯の草原や湿地に生える、リンドウ科の多年草で、日本の特産種です。

葉は、広披針形で中央脈がはっきり出ていて、互生します。根茎は太く、株から複数の茎が直立し、高さが60cmぐらいになります。

花は、濃紫色で茎頂に複数付けます。花弁は5裂し、わずかに開き細長くすぼまった形です。

水始涸(みず はじめてかるる)

<収穫の頃(第43回春の院展)>
令和記念特別展「田渕俊夫 至極の日本画」より

10月3日から七十二侯は「水始涸(みず はじめてかるる)」で、二十四節気「秋分」の末侯にあたる。収穫の秋を迎え、田圃から水が抜かれる頃という意味。黒部川扇状地の田圃は黄金色に輝き、まさに収穫のころである。

黒部峡谷・セレネ美術館では令和記念特別展「田渕俊夫・至極の日本画」展が開催されている。展示作品の中に「収穫の頃」がある。愛知芸術大学教授時代の作品である。

当時大学の近くの長久手に、住居とアトリエを構え、周りの田圃風景を作品に仕上げている。特にこの作品は、その時期の代表作である。稲を刈り取った後の藁を燃やした煙が、水平に棚引く様子は、収穫の安堵感と感謝の念が伝わってくる。芸術の秋は、セレネ美術館で名画と対峙するのも良し。