陶芸家・釋永由紀夫

<お茶室での作品展示>

釋永由紀夫さんは、越中瀬戸焼の陶芸家で、備前の金重素山に師事して茶陶を学び、林屋晴三の教示を受けます。朝鮮半島の窯をよく訪ねられ、陶芸の研究と陶芸家の交流も図っておられます。

窯は越中瀬戸・庄楽窯で、富山県中新川郡立山町上末の静かな高台の田園地帯にあります。 上末(うわずえ)の地は、良質な白土が採れるので、その歴史は古く奈良、平安時代に須恵器が焼かれた古窯が築かれた所です。釈永さんの説明によれば地名の上末は、元は上須恵であったようです。

延楽には、釋永さんの作品展示コーナーが設けられております。米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏が好んだ陶芸家としても知られているところです。

鎚目足付アルミ長皿

<夏の前菜>

夏の前菜は、夏野菜で飾ります。硝子の器の他にアルミの器を使う場合があります。硝子もアルミも涼やかに感じられます。季節の器は、「鎚目足付アルミ長皿」です。

槌目とは、板材の表面に金槌などで槌の跡を打ち付けて模様をつけます。打ち付ける槌の大きさや力の加減によって槌目は変わります。アルミ本来の輝きと鎚目に反射するきらびやかな美しさから、器にも使われるようになりました。

素馨(ソケイ) モクセイ科

<芳香がある白い花>

素馨(ソケイ)は、宇奈月の日陰の岩場の斜面に生える半蔓性のモクセイ科の常緑低木です。

原産はカシミールの山地でシルクロードで経て中国に入り、江戸末期に清国から日本に入りました。モクセイ科の木は、芳香があるので香水の原料に使われました。和名は蔓茉莉(ツルマツリ)でジャスミンの仲間です。

葉は、奇数羽状複葉で羽状楕円形の小葉を2から4対つけます。花は、茎頂もしくは上部葉腋から集散花序をだし白色の小花をまばらにつけます。花冠の下部は細い筒状になり上部は4裂または5裂して星状に平開します。

初夏の香りを楽しむのに適した花です。