深山金梅(ミヤマキンバイ) バラ科

<岩場を黄金色に彩る>

深山金梅(ミヤマキンバイ)は、宇奈月の高山の岩場に自生するバラ科の多年草です。

茎は赤みがかり高さ10cmから20cmの小形で、根出葉は太い根茎上に数個つき、卵型で鋸歯のある3枚の小葉からなります。花は黄色の5片花で花びらの内側はオレンジ色です。

花は、信濃金梅(シナノキンバイ)とよく似ています。シナノキンバイはキンポウゲ科でトリカブトのように葉の切れ込みが深く、細く分裂しています。

蓮始開(はすはじめてひらく)

<蓮の花が開くと清浄な香りに包まれる>

7月12日から七十二侯は、「蓮始開(はすはじめてひらく)」で二十四節気「小暑」の次侯にあたります。 池の水面に蓮の花が開き始める頃という意味です。泥を俗世に見立て、泥より出でて泥に染まらぬ優雅で貴賓高き蓮の花は、仏教の悟りの境地に例えられます。加えてその崇高な清らかな花に極楽浄土を見るのです。修行僧のかぶり物は若い蓮の葉を形取ってあり、未熟者であることを表します。仏教徒にとっては聖なる花です。

蓮が咲く頃は、梅雨明け間近なのですが、宇奈月はまだまだ先になりそうです。雨の量も収まり黒部川の流れは透明さを戻し、その流量も落ち着いてきました。河鹿蛙の鳴き声も、川風に乗って心地よく聞こえるようになりました。 峡谷探勝のシーズン到来です。