織部沓形筒向附

<冬野菜焚合>

冬の根菜類は甘みを増し美味しくなる頃です。蓮根、人参、山芋をそれぞれ含め煮にし、とり合わせます。葛餡をかけても美味しくいただけ、体の芯から温まりますす。

季節の器は、「織部沓形筒向附」です。沓(くつ)とは、宮中や神社などで用いられ木沓の形をなし、前後が丸みを帯びていることから、楕円状を指す言葉として用いられたようです。