向付・乾山写し笹鉢

<香箱蟹>

香箱蟹は、「活け蟹会席」「雅膳」の一皿です。追加料理としても人気があります。

香箱蟹は、津和井蟹の雌で型が小さいために、丁寧に身を抜き甲羅に盛り付けます。つぶつぶの茶色の卵は、外子で特別の食感が味わえます。旨みが凝縮された味噌とオレンジ色の内子は、濃厚な味わいで地酒と最高の組み合わせとなります。

雪の峡谷を愛でながらの蟹三昧。富山湾では香箱蟹の禁漁の1月20日まで、雄の津和井蟹の禁漁となる3月20日まで津和井蟹漁が行われます。これから本格的な蟹シーズンとなります。

季節の器は、向付・乾山写し笹鉢です。

小鉢・色絵透雪笹

<真鱈の白子>

雪がしんしんと降り積もる宇奈月温泉。温泉につかりながらの雪見は、最高のおもてなしです。

1月5日から二十四節気の小寒に入ります。寒の内の富山湾の珍味はますます旨味が増してきます。その日の仕入れにより、真鱈の白子、とらふぐの湯引き、車鯛の肝、寒カワハギの肝、鮟鱇の肝等々。雅膳の一皿です。

合わせる地酒は、純米吟醸「勝駒」がお薦めです。

季節の器は、小鉢・色絵透雪笹です。

輪島塗・盛器黒へぎ目 雪松絵杉蓋

<正月明けの前菜>

 正月も明け、寒の入りを迎えて寒さは一段と厳しくなります。雪吊りの松に、雪が纏わり冬本番となりました。

正月明けの匠膳の前菜は、輪島塗の盛器に富山の冬の旬味を盛りつけます。

季節の器は、輪島塗・盛器黒へぎ目 雪松絵杉蓋です。

和椅子テーブルでの室礼

大広間での和椅子テーブルの室礼です。和の雰囲気を損なわないように塗り物の小物を多く使います。

県内企業が海外のVIPをおもてなしされる場合に最適です。和のテーストが強ければ強いほど海外のお客様は満足されます。時には、レセプションにあった掛軸や屏風なども使います。

日々、本物で上質な空間を追求しています。

筒形向付・色絵雪松

<甘鯛の蕪蒸し>

峡谷の雪景色が美しい頃、雪をあしらった器を使います。

雅膳の一皿は蕪蒸しです。冬野菜を代表する蕪の旨味を優しく引き出す料理です。添える白身魚は甘鯛です。すりおろした蕪を雪に見立て、だしの効いた葛餡をかけます。

季節の器は、筒形向付・色絵雪松です。

輪島塗・盛器黒へぎ目 七福神杉蓋

<正月三が日の前菜>

お正月三が日の前菜は、富山の素材を美しく盛り付けることから始めます。

器は、羽子板の形の物から三方を模った物等で、正月らしさを醸し出します。輪島塗のへぎ目盛器も使います。杉蓋には正月らしく、縁起物の七福神や雪松の図案のものを使います。

季節の器は、輪島塗・黒盛器へぎ目 七福神杉蓋です。

雪下出麦(ゆきわたりて、むぎのびる)

<正月の室礼>

1月1日から七十二侯は「雪下出麦(ゆきわたりて、むぎのびる)」で二十四節気「冬至」の末侯にあたる。

降り積もった雪の下で麦が芽を出し始める頃という意味。

延楽ロビーの正月飾りは、地酒の菰樽に鏡餅を飾りその上に伊勢海老を頂くという創業時からの形である。

歳神様をお迎えする際の目印となる特大の門松も飾り付ける。

新春延楽ギャラリーは、延楽ゆかりの作家の作品を展示。

横山大観「旭日」、安田靫彦「白梅」、中川一政「良寛手毬図」。

これからも受け継がれる旅館のお正月の室礼の一コマである。