和椅子テーブルでの室礼

大広間での和椅子テーブルの室礼です。和の雰囲気を損なわないように塗り物の小物を多く使います。

県内企業が海外のVIPをおもてなしされる場合に最適です。和のテーストが強ければ強いほど海外のお客様は満足されます。時には、レセプションにあった掛軸や屏風なども使います。

日々、本物で上質な空間を追求しています。

新春餅つき大会

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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎年恒例の延楽・新春餅つき大会がロビーで盛大に行われました。お子様の飛び入りや年男の飛び入りで大いに盛り上がりました。早々につきたてのお餅と地酒が振舞われ、今年の健康と繁栄が祈願されました。

正月飾り・門松

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昨年は、北陸新幹線の開業により多くのお客様にご来館いただきましたことに感謝し、本年も飛躍の年であるように願って今年も門松を立てました。

門松の竹の先端部の形状は、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2種類がありますが、弊館では長年「そぎ」を使っています。

松の内の1月15日まで飾り、その後門松を片付けて松納めを行います。

黒部峡谷三段染め

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初冠雪と紅葉で、黒部峡谷は三段染になりました。宇奈月温泉街周辺の紅葉は、まだ残っています。晩秋の色合いが楽しめます。

延楽の露天風呂から眺める黒部峡谷は、心に残る極彩色です。

紅葉の黒部峡谷・新山彦鉄橋

宇奈月温泉周辺の黒部峡谷は紅葉真っ盛りです。やまびこ展望台から新山彦鉄橋を見下ろしています。

黒部川の流れはますます透明になり青みが増してきます。山々の木々は黄色や赤色が濃くなり秋の深まりが感じられます。

令和記念特別展「田渕俊夫・至極の日本画」

<黒部川扇状地>

今回のポスターに使用された作品「大地(黒部川扇状地)」は、洪水の繰り返しで形成された大地で、水は人間にとって両刃の刃であることを物語っている。治水という名のもとに治めた黒部川であるが、俯瞰して見ると河道には幾筋にもうねりがあり、四十八ヶ瀬を作り出した暴れ川の力が潜んでいるようにも見える。

画伯は、黒部の自然をテーマにした、数々の作品を発表された。黒部の水の作品が多い。人が大自然の中に造った横坑。厳冬期には、その傷を癒すかの如く清水がゆっくりと染み出て落ちて「氷筍」となっていく。水の優しさである。「黒部ダム」によって湛水された水が電気を生み出す、水の力強さ。氾濫を引き起こす水のうごめくエネルギーが伝わる「大地(黒部川扇状地)」。黒部の急流が作り出した「S字峡」と「十字峡」等の名品が展示された。その名品からは、人と自然との共生の大切さが伝わってくる。

湯鏡に映る紅葉

宇奈月温泉周辺の紅葉の見ごろは、11月7日前後と予測します。その頃の総檜風呂「華の湯」に映り込む、紅葉の湯鏡です。昨年撮影したものです。

連日、寒い日が続くと、紅も色鮮やかになります。峡谷に水鳥が飛来し、川の流れに乗って遊ぶ時が見頃となります。

山々が初冠雪で白く輝き、空の青、峡谷の淵の玉露色、川原の白い石と自然色の美しさが堪能できるのも、黒部の魅力の一つです。これに紅葉が加わると黒部の三段染め、五段染めになります。

令和記念特別展「田渕俊夫・至極の日本画」

<1993年院展出品作「刻」>
令和記念特別展「田渕俊夫 至極の日本画」より

田渕俊夫画伯の令和記念特別展も、いよいよ終盤を迎える。今回の秀作の中でもとりわけ目を引くのが、1993年院展出品作「刻」で、冬の函館山から、街の明かりが徐々にともり、日が暮れようとしている刻を捉えた名作である。

そこには、街の建物が詳細に配置され、無数の明かりが描かれている。函館山を包む、北の大地の冷え切った空気感も伝わってくる。画伯は昼から山に登り、寒さに耐えながら、明かりが少しずつ点灯していく様を捉えられた。

会期は10月14日迄。

秋の室礼(収穫の頃)

お食事処「清渓」と料理茶屋「竹次郎」の秋の室礼です。

今年も黒部川扇状地では、香り高いコシヒカリの収穫が終わろうとしています。名水の里では秋野菜が瑞々しく育っています。黒部の山では、キノコが出ています。実りの秋、収穫の頃です。

母なる黒部川に感謝し、実り多き土地に感謝し、黒部の自然に感謝した室礼です。

令和記念特別展「田渕俊夫・至極の日本画」

<叢叢賛歌(再興第70回院展)>
令和記念特別展「田渕俊夫 至極の日本画」より

黒部峡谷・セレネ美術館では、令和特別記念展として、至極の日本画・田渕俊夫展が開催されている。その出品作品の中に「叢叢賛歌(再興第70回院展)」という名作がある。長久手時代の作品である。様々な雑草の生きる姿を通して、生命の賛歌を描く。そして季節などは一切無視して、自由自在に田渕画伯の草むらを作り上げる。二十四節気が、すべて包み込まれた世界のようである。