第26期竜王戦(第5局宇奈月対局)

将棋界の最高位を争う第26期竜王戦第5局は11月28日・29日の2日間にわたり、当館の貴賓室「鳳凰」で行われました。

渡辺明竜王と挑戦者・森内俊之名人の対局で熱戦の末、29日18時23分挑戦者が135手にて勝利を収め、4勝1敗で竜王のタイトルを奪取され、竜王、名人の2冠を達成されました。

10連覇達成できなかった渡辺明元竜王は、惜しくも棋王、王将の2冠に後退されました。

大盤解説の会場には沢山のファンが詰めかけ、村田顕弘5段と上田初美女流3段の解説に熱心に耳を傾けていました。

会場の大きな窓から黒部峡谷のみぞれ交じりの雨に濡れた色濃い紅葉が映り込み、秋の深まりを一層感じさせる特別の一日でした。