延楽ウォーク(尾の沼コース)

延楽ウォクーの「尾の沼コース」は、やまびこ鉄橋を渡り黒部の心地よい川風を受けながらの片道1時間30分コースです。

途中、宇奈月ダムを横目に見ながら赤い鮮やかな湖面橋を渡り、宇奈月温泉木管事件の現場を見ながら新緑の木々と、落葉高木の甘い花の香りを嗅ぎながら山野草を愛でる。

終点の尾の沼の上流には未だ分厚い雪渓に覆われ、冷たい川風と雪解けで水かさを増した激流を眺める。湖越しに、未だ雪を頂いた黒部の山々を眺めながら尾の沼の露天風呂に浸かるのもお勧めです。

延楽ウォーク(黒部川扇状地)

本日の延楽ウォークは、「黒部川扇状地の春を見つける」というテーマで歩きました。黒部川扇状地の扇頂である愛本から黒部川の右岸、左岸を歩くコースです。

田んぼには水が張られ、後立山連峰の雪を頂いた峰々が水面に映り込んでいます。

新緑の黒部峡谷を行く(出六峰)

日本一深いV字峽を縫うように走る黒部峡谷鉄道。今年は、4月20日に猫又まで運行開始されました。

5月1日から鐘釣まで、5月3日からは全線開通の予定となっています。黒部峡谷は残雪をまとった黒部の山々に柔らかな新緑が美しく映える頃となりました。

出平ダムには雪解け水が満々と堪水され、紺碧に染まった湖面には複雑な稜線が映りこみます。その稜線は六つの峰のようにそびえ立っているので出六峰と呼ばれています。毎年の雪崩で削られてできたそれぞれの谷は、大雨が降ると滝に変わります。

日本画壇の手塚雄二氏は、この静寂な地を「星宿出六峰」として屏風で発表されました。出平駅は、猫又の手前の駅でその周辺は落葉樹が自然に近い形で植樹され、緑豊かな森となっています。萌黄色の葉が広がりつつある木間から湖面が神秘的に見えます。

黒部峡谷鉄道・全線開通

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黒部峡谷鉄道は5月1日、宇奈月から欅平(20.1Km)まで全線開通しました。

鶯が鳴き交う黒部の谷。トロッコ電車が深い谷を縫うように走っています。眼前に雪を纏った黒部の山々と、萌黄色に輝く新緑の峡谷、眼下に笹色を呈した薄濁りの黒部の流れを眺めながら黒部の探勝。

今年は、例年になく積雪が少ないので、早々と木々の花を楽しむことができます。