才巻海老と夏野菜の焚合せ

黒部川の石と石の間から河鹿の鳴き声が聞こえてきます。

ガラスの器が輝く季節になりました。

延楽【雅膳】の小附です。

才巻海老と夏野菜の焚き合わせで、だしを含ませてあります。

うつわは地元のガラス作家の片口の皿です。

山荷葉(サンカヨウ) メギ科

sankayou
 
山荷葉(サンカヨウ)は、宇奈月の深山の雪解けの沢の斜面に白根葵(シラネアオイ)などと自生するメギ科の多年草です。

開花するとすがすがしい香りがします。

今年も雪が解けた沢の斜面にひと固まりになって咲いていました。

2枚の大きな葉が特徴で、散房花序に6弁の白い花を数個つけ、晩夏には濃い青紫の実をつけます。

宇奈月谷の沢胡桃(サワグルミ)

sawagurumi

黒部峡谷を美しい萌黄色で彩るのは沢胡桃(サワグルミ)で、クルミ科の落葉高木です。

小雨にそぼ濡れた葉は美しく輝きます。

峡谷沿いに多く直立し、葉は奇数羽状複葉で規則正しい自然美が感じられます。

花は黄緑色の花序を穂状に垂れ下げて付けますが果実は食用になりません。

一般的に食用に適するのは鬼胡桃の果実です。

映画「春を背負って」公開

立山連峰をはじめ富山県内各地で撮影された木村大作監督の映画「春を背負って」が、6月14日(土曜日)から全国東宝系の劇場で公開されました。

原作は笹本稜平氏の小説で、奥秩父が舞台となっていますが立山連峰の大汝山に建つ山小屋に変更して撮影がされました。

登山の指導や、エキストラには地元の登山関係者が協力し、宇奈月方面遭難対策協議会救助隊員のメンバーも前回の映画に引き続き出演しています。

立山の大自然が美しく描き出されています。

これに合わせて「東京駅スーパージャック」が行われ、6月1日から7月6日まで東京駅はある時間帯によっては、立山の青い空と深海富山湾の青で染め上げられ、富山の宣伝がなされます。

木村氏は、前回の作品「劔岳 点の記」で日本アカデミー賞最優秀監督賞など数多くのの賞を受賞され、自然豊かな富山が木村映画のロケ地としてなくてはならない存在となっております。

二輪草(ニリンソウ) キンポウゲ科

二輪草(ニリンソウ)は雪解けの宇奈月の落葉樹林内で群落を作るキンポウゲ科の多年草です。

花を二輪付けるので、その名前が付けられました。

根茎は太くて短く、葉の形状は心状円形で3小葉に分かれ小葉は3裂してキンポウゲ科の特徴がでています。

まれに紅色を差した花が見られますが、緑の花は珍しく初めて見ました。

薄羽白蝶(ウスバシロチョウ)

宇奈月の登山道脇のシダにとまっているのは薄羽白蝶(ウスバシロチョウ)。

宇奈月のような雪の多いところでは個体は黒く、太平洋側の雪の少ない低山では白い個体が多く見られます。

名前に白蝶がついていますがシロチョウ科ではなくアゲハチョウ科です。

晴れた日に、春紫苑(ハルジオン)にとまって吸蜜しているのをよく見かけます。

宇奈月の山に多いムラサキケマンやヤマエンゴサク等のケシ科の植物が幼虫の食草です。

宇奈月の野山で蝶を観察してみては如何ですか。

残雪多い尾の沼谷

宇奈月温泉上流に尾の沼谷があります。

加賀藩の土木技術の粋を集めて作られた十二貫野用水はこの谷から取水をして黒部十二貫野の田畑を潤しています。

ほとんどの黒部の谷は崩壊著しく、多くの砂防堰堤が設けられています。

尾の沼谷は砂防堰堤の連続で雪解け水により滝になっています。

上流部分には分厚い残雪が残っています。

駒ヶ岳登山道の入口にもなっています。

フライフィッシング

黒部の山々の雪解けが進み、黒部川は激流と化しています。

黒部の流れは、独特の笹色を呈し、地元では笹濁りと呼んでいます。

川原では川虫の羽化が始まり、川面に多くのカゲロウが飛んでいます。

いよいよイワナのシーズンとなり、フライヤー達が黒部川に入り毛鉤を飛ばし、自然と一体化します。