越中八尾「おわら風の盆」

owara_tenman

立春から数えて二百十日の秋風が吹く頃、風封じと五穀豊穣を願い3日3晩踊り明かす「おわら風の盆」が始まりました。

哀調を帯びた鼓弓や三味線の音に合わせ11町で、伝統に育まれたれ優美な舞が街流しや輪踊りの形で繰り広げられます。

夜の帳がおりると、情緒ある古い町並みで勇壮な男踊りと艶やかな女性の踊りが、ぼんぼりの明かりに照らされ幽玄な世界を生み出します。

町内を流れる融雪溝の水の音と月明かり、粋芙蓉の薄紅色の彩りも「おわら」には無くてはならない風物詩です。

9月1日から9月3日まで。富山市八尾町にて実施。

ホタル鑑賞ができる宇奈月公園

unazuki_p

宇奈月公園では、夏の風物詩である幻想的なホタルの光を楽しむことができます。午後8時ごろからが見頃で、8月初旬ぐらいまで観賞できます。

園内には、名水が流れる小川や池があり、クガイソウ、ギボウシ、ホタルブクロ等の山野草を愛でることができます。その他、昭和天皇の歌碑や与謝野鉄幹、晶子夫妻の歌碑、宮柊二の歌碑があります。

延楽から徒歩3分です。

延楽ウォーク(尾の沼コース)

延楽ウォクーの「尾の沼コース」は、やまびこ鉄橋を渡り黒部の心地よい川風を受けながらの片道1時間30分コースです。

途中、宇奈月ダムを横目に見ながら赤い鮮やかな湖面橋を渡り、宇奈月温泉木管事件の現場を見ながら新緑の木々と、落葉高木の花の香りを聞きながら山野草を愛でる。

終点の尾の沼の上流には未だ分厚い雪渓に覆われ、冷たい川風と雪解けで水かさを増した激流を眺める。湖越しに、未だ雪を頂いた黒部の山々を眺めながら尾の沼の露天風呂に浸かるのもお勧めです。

総湯「湯めどころ宇奈月」

souyu01

宇奈月温泉街にある総湯「湯めどころ宇奈月」の外観です。
日中は多くのお客様で賑わいますが、夜の帳が降りると温泉街の美しい夜景を作り出します。幻想的な光に包まれた温泉街は、食後の散策にお勧めです。

延楽から徒歩2分。

春のしつらえ

harukazari

延楽の春のしつらえです。お雛様や犬筥の飾りつけや、春の花々の飾りつけが好評です。桃や桜や椿、それに加えて桜と橘の飾り玉。

ギャラリーでは堂本印象の「野桜行」や、松岡映丘画伯の春の海辺の村を描いた「東海の図」が展示してあります。

宇奈月温泉では3月25日にやっと枝垂れ梅が開花し、桜は4月中旬、花桃は4月下旬前後が見頃です。

色絵龍絵向付

<色絵の向付に秋野菜>

黒部の山々が紅に染まる頃、秋野菜が美味しくなります。茸や甘味を含んだ根菜類を優しい出汁で炊きあげます。深まりゆく黒部の秋をお楽しみください。

季節のうつわは「色絵龍絵向付」です。すっきりとした色合いの赤絵は、三浦竹軒の作品です。

津合蟹(焼蟹)

板前が焼く

雪を纏った立山連峰が、富山湾越しにくっきりと見える頃、津合蟹漁が間近となります。富山湾の冬の味覚は、何といっても津合蟹と寒鰤です。とりわけ津合蟹は、蟹味噌が濃厚で加えて身の甘みと旨味が特徴です。お造り、蒸蟹、蟹ちり、焼蟹等、多彩な料理が楽しめます。富山県より西の地域では11月6日が解禁となり、3月20日まで漁がおこなわれます。         

蟹料理のなかでも焼蟹は、蟹の旨みを最大限引き出せる一品です。蟹足の表面を炭火で炙り、中は熱々でジューシーな状態が最高の食べ頃です。この火加減がなかなかと難しいので、焼職人が炙ります。

地酒との相性が良く、錦秋の露天風呂と合わせてお楽しみください。

染付魚藻文五寸皿

<春の味覚・桜鱒とアスパラ>

生地の漁港に桜鱒が水揚げされています。脂が乘っていて美味です。一旦、冷凍をかけてお造りとしてお出しします。ちり酢で召し上がっていただきます。延楽・雅膳の一皿です。

季節のうつわは「染付魚藻文五寸皿」です。魚藻文とは、水中植物が揺れ動く水辺に、魚が泳ぐ姿を描いた文様のことです。中国元・明代に多く作られました。魚の中国語音が「余」に通じ富や豊かさを表し、「藻」は魚が隠れる場所で安全な家をを表すので、吉祥文となります。

透割山椒(すかしわりざんしょう)

<常滑焼>

黒部の山々の山菜は、春の香りを届けてくれます。深山の雪渓の雪の消え際は、常に春で、山野草や山菜が芽を出します。雅膳の一皿は、才巻海老と山菜の和え物です。

季節のうつわは「透割山椒」です。常滑焼で、四代山田常山の作品です。常滑焼は、日本六古窯の一つで、平安時代の後期に誕生しました。知多半島で採れる鉄分を多く含んだ陶土を使っています。作品は、詫びた風韻と自然釉の味わいが見事な焼き締めで、料理が映えて使いやすい器です。

仁清色絵桜向付

<春の香り>

ホタルイカの釜揚げは、格別の味わいがあります。特に大形のものは内臓がたっぷりで濃厚な味わいがあります。辛子味噌でさっぱりと味わってください。

季節のうつわは「仁清色絵桜向付」です。富山湾の春の香りが味わえます。