魚上氷(うおこおりをいずる)

<黒部川にそそぐ琴音の滝>

2月14日から七十二侯は、「魚上氷(うおこおりをいずる)」で、二十四節気「立春」の末侯にあたる。春の兆しを感じて魚が動き始め、割れた氷の間から飛び出す頃という意味。

宇奈月温泉は、時たま夜半に雪が降り、稜線は薄っすらと雪化粧。今年は暖冬で雪がすぐに消える。黒部川は凍らずに渓流となって流れている。

延楽の対岸に、形の良い滝釜を備えた「琴音の滝」がある。中川一政画伯お気に入りの小さな滝である。その滝窯から清流が流れている。その清流が流れ落ちる岩陰に、孵化したヤマメの稚魚が潜み、春めく時を待っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です