楓蔦黄(もみじつた きばむ)

<遠山初雪:塩出英雄 セレネ美術館蔵>

11月3日から七十二侯は「楓蔦黄(もみじつた きばむ)」で、二十四節気「霜降」の末侯にあたる。楓や蔦が黄色く色付き、紅葉が始まる頃という意味。

宇奈月温泉周辺は黄色や赤に彩られ、これからその濃さが増してくる。黒部峡谷は、これから深紅が鮮やかになる。黒部峡谷には楓の大樹が多く自生する。赤く染まる楓は、ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、イロハモミジ、ヤマモミジ等。黄色く色づく楓は、イタヤカエデ、ヒトツバカエデ等があり、常緑樹の緑と流れる水の青さなどが入り混じり峡谷は極彩色に彩られる。

今はなき日本画家塩出英雄先生が、竪坑上部の展望台から黒部峡谷を望まれた時、黒部峡谷は荘厳で宗教的な美しさがあると感嘆されていた。その時の取材作品「遠山初雪」が、二曲屏風でセレネ美術館に収蔵されている。

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