輪島塗・盛器黒へぎ目と雪松絵杉蓋

<幕の内の前菜>

 正月も明け、寒の入りを迎えて寒さは一段と厳しくなります。雪吊りの松に、雪が纏わり冬本番となりました。幕の内の匠膳の前菜は、富山の冬の旬味を盛りつけます。

季節のうつわは「輪島塗・盛器黒へぎ目と雪松絵杉蓋」です。 雪松の代表的な美術品は三井家所蔵の「雪松屏風」です。作者は、江戸中期に活躍した丸山派の祖である丸山応挙です。
常緑樹の松は、長寿や吉祥を象徴し、雪は新しさの象徴です。雪松は、新年に相応しいものとなります。