深山寒菅(ミヤマカンスゲ) カヤツリグサ科

<林の斜面に多く見られる>

深山寒菅(ミヤマカンスゲ)は、宇奈月の山地の樹林内に生えるカヤツリグサ科の多年草です。根茎はやや伸長して叢生します。 宇奈月のような多雪地では、伸長した根茎が数年分残り放射線状に株が繋がります。

葉の基部の葉鞘は、紫褐色で光沢があります。葉は幅5ミリ前後の線形で、やや柔らかく光沢のある濃緑色で縁はわずかにざらつきます。開花時期は4月から6月ごろ、小穂を直立させて上部に雄花を沢山つけます。