草紫陽花(クサアジサイ)ユキノシタ科

<落葉樹林内に咲く清楚な白色の花>

草紫陽花(クサアジサイ)は、宇奈月のやや湿った林内や山道沿いに生えるユキシタ科の多年草です。

地下茎は木質化して硬く、茎はその先から毎年出て直立し、冬には地上部は枯れます。 葉は互生し、長楕円形で縁には鋸歯があります。

茎頂に集散状の花序をつけ白色または淡紅紫色の小さな両性花の集団をつけます。 花序の周りには花弁状のガク片が3個ある装飾花をつけます。

岩銀杏(イワイチョウ) ミツガシワ科

<湿原に群生する岩銀杏>

岩銀杏(イワイチョウ)は、宇奈月の亜高山の湿地帯に自生するミツガシワ科の多年草です。

根茎は太く横に這って群生します。葉は根出して、腎形で光沢があり肉厚で縁には細かな鋸歯があります。夏山シーズンになると花茎を伸ばし先端に10個程度の白色の花を咲かせます。花冠は漏斗形で深く5烈し縁がやや波立っています。

和名は、葉の形が銀杏に似ていることに由来します。