溝蕎麦(ミゾソバ) タデ科

<秋の妖精>

溝蕎麦(ミゾソバ)は、宇奈月の山路や谷間などの湿地に自生するタデ科の一年草です。 宇奈月のスキー場で、群落を形成します。

茎の高さは、40~70cmでまばらに分岐して、下向きの棘があります。葉は互生し、鉾型で毛がまばらに生えます。 花は枝先に花穂を出し10個ほどの米粒のような形の小花を集めて付けます。 萼は5裂し淡紅色、白色などの色があり花弁がありません。

和名は、花と葉の形が蕎麦に似て、溝などの湿った所に群生することに由来します。ミゾソバの群生は、秋の深まりを感じさせてくれます。