得撫草(ウルップソウ) ゴマノハグサ科

<白馬岳の代表的な高山植物>

得撫草(ウルップソウ)は、宇奈月の高山の斜面や砂礫地に生えるゴマノハグサ科多年草です。白馬大雪渓を上り、途中から登山道に入って迎えてくれるのは深山苧環(ミヤマオダマキ)。村営山小屋あたりから得撫草が迎えてくれます。

花径は直立し高さは15cm前後で、葉は広楕円形で肉質で表面につやがあります。青紫色の花を穂状に多数つけ、雄蕊は花弁よりも短くなっています。花穂は円柱形で各花に苞があります。

和名は、千島列島の得撫島(ウルップトウ)で最初に発見されたことに由来します。