黒竹小判形籠

<秋の前菜:吹き寄せ>

秋の前菜は、旨い物で盛りだくさんです。食材が豊富なこの時期、実りの秋を味わいたいものです。盛り付けは黒竹で編んだ籠を用意しました。雅膳の滞在料理の一品です。

季節の器は、「黒竹小判形籠」です。籠の器は人の温もりが感じられます。黒竹の 桿は、初めは緑色で夏を過ぎるとだんだん黒くなり、2年ほどで黒々くなります。その黒竹を細く平らに削いで編み込みます。籠の底には、へぎ目の杉板を使いますので、料理が安定して美しく映えます。