黒部ダムの観光放水

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黒部ダムの観光放水が6月26日から始まりました。高さ186mの壁から毎秒7.5トンずつ合計15トンの水が吹き出し豪音と共に黒部川に流れ落ちます。10月15日まで毎日実施されます。

黒部峡谷・黒薙

<黒薙川に架かる後曳鉄橋>

6月1日より黒部峡谷鉄道の営業が開始されます。例年より1か月遅れの運転です。 今は、新緑が最も美しい時期です。とりわけ黒部峡谷・黒薙駅から見る後曳鉄橋は萌黄色の木々に包まれ、その直下には深く切り立った峡谷があります。黒薙は、宇奈月温泉から7km上流に位置し、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅から3つ目の駅で所要時間は20分です。

深い峡谷を有する黒薙川は、黒部川の最大支流で清冽で豊富な雪解け水が激流となって流れています。上流には2つの大きな谷があります。一方は犬ケ岳、長栂岳、朝日岳を源流とする北又谷と、もう一方は雪倉岳を源流とする柳又谷に別れ、いずれも後立山連峰の名峰の雪解け水が集まって、黒薙川となります。

宇奈月温泉の源泉は、黒薙温泉で温泉井戸は黒薙川の両岸にあります。ここには鄙びた旅館1軒があり、源泉を守ってきました。この川沿いには巨大な岩石をそのまま利用した大露天風呂があり、温度調整は川の雪融け水を引いて行います。大自然に包まれた野趣あふれる黒薙温泉は、隠れた人気スッポットです。女性専用の露天風呂は旅館内にあり、切り立った峡谷と激流を湯船に浸かりながら肌で感じることができます。まさに別天地です。

ご希望であれば延楽館主がガイドします。要予約です。

延楽ウォーク(大原台山頂コース)

延楽ウォークの大原台山頂コースは、山野草の解説を聞きながら、写真を撮影しながらの片道2時間コースです。

途中のスノーパークでは、鶯の鳴き声を聞きながらワラビ等の山菜を摘みが体験できます。大原台山頂には、ブロンズ像では日本一の大きさを誇る平和観音像が建立され、世界の安寧を願っております。

はるか彼方に雪を頂いた黒部の山々を望み、眼下にはエメラルドグリーンに彩られた宇奈月ダム湖を望むことができます。

黒部の春を愛でる延楽ウォークは、事前予約制になっています。

黒部峡谷冬景色

宇奈月温泉は、5日午後から久々の雪で、黒部峡谷の雪景色が美しく映えるようになりました。雪がしんしんと降り積もり、黒部の山々は白いベールに包まれます。黒部川の水は透明度を増し、ゆっくりと流れていきます。

新雪の雪見風呂が堪能できる時期です。

和椅子テーブルでの室礼

大広間での和椅子テーブルの室礼です。和の雰囲気を損なわないように塗り物の小物を多く使います。

県内企業が海外のVIPをおもてなしされる場合に最適です。和のテーストが強ければ強いほど海外のお客様は満足されます。時には、レセプションにあった掛軸や屏風なども使います。

日々、本物で上質な空間を追求しています。

新春餅つき大会

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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

毎年恒例の延楽・新春餅つき大会がロビーで盛大に行われました。お子様の飛び入りや年男の飛び入りで大いに盛り上がりました。早々につきたてのお餅と地酒が振舞われ、今年の健康と繁栄が祈願されました。

正月飾り・門松

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昨年は、北陸新幹線の開業により多くのお客様にご来館いただきましたことに感謝し、本年も飛躍の年であるように願って今年も門松を立てました。

門松の竹の先端部の形状は、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」の2種類がありますが、弊館では長年「そぎ」を使っています。

松の内の1月15日まで飾り、その後門松を片付けて松納めを行います。

黒部峡谷三段染め

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初冠雪と紅葉で、黒部峡谷は三段染になりました。宇奈月温泉街周辺の紅葉は、まだ残っています。晩秋の色合いが楽しめます。

延楽の露天風呂から眺める黒部峡谷は、心に残る極彩色です。

紅葉の黒部峡谷・新山彦鉄橋

宇奈月温泉周辺の黒部峡谷は紅葉真っ盛りです。やまびこ展望台から新山彦鉄橋を見下ろしています。

黒部川の流れはますます透明になり青みが増してきます。山々の木々は黄色や赤色が濃くなり秋の深まりが感じられます。

令和記念特別展「田渕俊夫・至極の日本画」

<黒部川扇状地>

今回のポスターに使用された作品「大地(黒部川扇状地)」は、洪水の繰り返しで形成された大地で、水は人間にとって両刃の刃であることを物語っている。治水という名のもとに治めた黒部川であるが、俯瞰して見ると河道には幾筋にもうねりがあり、四十八ヶ瀬を作り出した暴れ川の力が潜んでいるようにも見える。

画伯は、黒部の自然をテーマにした、数々の作品を発表された。黒部の水の作品が多い。人が大自然の中に造った横坑。厳冬期には、その傷を癒すかの如く清水がゆっくりと染み出て落ちて「氷筍」となっていく。水の優しさである。「黒部ダム」によって湛水された水が電気を生み出す、水の力強さ。氾濫を引き起こす水のうごめくエネルギーが伝わる「大地(黒部川扇状地)」。黒部の急流が作り出した「S字峡」と「十字峡」等の名品が展示された。その名品からは、人と自然との共生の大切さが伝わってくる。