大虎杖(オオイタドリ) タデ科

<白い花の虎杖の群生は圧巻>

大虎杖(オオイタドリ)は、宇奈月の亜高山の草地に生える、タデ科の大型の雌雄異株の多年草です。

地中に根茎が長く伸び、木質化し、各節から芽を出し、中空の太い茎を、大きく伸ばします。葉は広卵形で先は細く尖り、基部は浅い心形で互生します。

夏から秋にかけて、上部の葉腋から花穂が伸び、複数状に白色の小花を付け、花弁がなくて萼片があります。春先の芽は、山菜として食されます。

亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ) キク科

<実は衣服に付く>

亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ)は、北アメリカ原産の帰化植物で、宇奈月の道端や荒れ地などに生えるキク科の1年草です。

茎は、高さが50~150cmになり、四角柱で暗紫色でほとんど毛がありません。葉は対生し無毛で、3~5個の小葉に分かれ鋸歯があり先が尖ります。

9~10月、茎頂に黄色の頭花を付け、舌状花は小さくあまり目立ちません。長い総苞片は6~12個あり葉のように大きく目立ちます。苞とは蕾を包むように葉が変形した部分のことで、キク科の特徴でもあります。