深山莢蒾(ミヤマガマズミ) スイカズラ科 

<光沢のある実>

深山莢蒾(みやまがまずみ)は、宇奈月の山地の明るい樹林内や林縁に生育するスイカズラ科の落葉低木で、高さが4mになります。若い枝は緑色でほとんど無毛です。

葉は対生し、托葉が無く広倒卵形で葉脈の走りは端正です。ガマズミに似ていますが葉先は長く伸び尖っています。花期は5~6月で、枝の先に1対の葉と共に散房花序をつけ、白色の多数の花を密に付けます。雄蕊は長く花冠から突き出ています。

果実はやや大きく、9月末頃から赤熟します。秋の照葉と赤い実が山路を美しく彩ります。

金線芙蓉紋平皿

<上品な甘みがある富山湾の毛蟹>

富山湾の毛蟹は、旨味に加え上品な甘みがあります。
特に濃厚な味わいの味噌は格別です。大形のものはお造りにできます。
滞在料理の雅膳 の一皿です。

季節のうつわは「金線芙蓉紋平皿」です。
極限にまで薄くした平皿で、緑釉芙蓉紋に金の縁取りは料理を一層引き立ててくれます。



御山竜胆(オヤマリンドウ) リンドウ科

<高山型で小さい>

御山竜胆(オヤマリンドウ)は、宇奈月の亜高山帯の草原や湿地に生える、リンドウ科の多年草で、日本の特産種です。

葉は、広披針形で中央脈がはっきり出ていて、互生します。根茎は太く、株から複数の茎が直立し、高さが60cmぐらいになります。

花は、濃紫色で茎頂に複数付けます。花弁は5裂し、わずかに開き細長くすぼまった形です。