雌宝香(メタカラコウ)は、雪解け水が流れている沢沿いに自生するキク科の多年草です。 蕗のような大きな葉が特徴で、冷たい水が流れている湿地を好みます。大形のオタカラコウと同じ環境で生育します。
根茎は太く、茎は直立して高さは60~100cm位になります。根出葉は長柄のある心臓状三角形で、茎葉は3個あり上のものほど小さくなり、縁に鋭い鋸歯があります。
茎の上部に頭花を総状につけ、黄色の頭花は1~3個の舌状花と6~7個の両性花から成り立っています。頭花は下部から上向きに咲き上がります。和名はオタカラコウより小形で草姿が優しいことに由来します。