色絵南天絵向附

<南天の赤が美しく映える>

師走も半ば過ぎて、1年で最も日が短い「冬至」を迎えます。冬の真ん中、真冬の始まりです。この日を境に太陽が復活し始めます。一陽来復で幸運に向かうという意味も含まれています。

この時期、年末年始の行事が立て込んで1年で最もあわただしくなります。寒くなると富山湾の魚の身が引き締まり、白身魚も美味しくなります。延楽オリジナルの煎り酒に、山葵をといてお召し上がりください。

 季節のうつわは「色絵南天絵向附」です。雪の日は、艶やかな色絵の器が映えます。 

南天は難を転じるに通じることから縁起物の木として用いられてきました。赤い色には厄除けの力があると信じられ、縁起のよい植物として愛されてきました。