黄鶯睍睆(うぐいすなく)

<安田靫彦「春到」>

2月9日から七十二侯は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」で、二十四節気「立春」の次侯になります。山里に春を告げる鶯が鳴く頃と言う意味です。宇奈月温泉周辺では3月初旬から中旬になりそうです。睍睆とは声の美しい様子を表す畳韻の擬態語で、畳韻とは韻が同じ漢字2文字を重ねることとあります。

今年は大寒に入ってから雪が降り、立春を迎えると大陸からの寒気団が再び南下します。数日寒い日が続きますが、長続きはしません。明け方の雪は、山一面に雪の花を咲かせ稜線が幻想的に見えます。山水画のような景色を、露天風呂に浸りながら眺める。まさに至福のひと時です。

ギャラリーでは、安田靫彦の「春到」が展示されています。寒中、梅香を漂わせるのは白梅です。画伯は、ご自宅の庭の花をつけた梅ケ枝を数多く描いておられます。富山気象台から開花宣言が出されるのはもうすぐです。