延根千鳥(ノビネチドリ) ラン科

<可憐な花を穂状に咲かせる>

延根千鳥(ノビネチドリ)は、宇奈月の亜高山帯の樹林下の湿った所に自生するラン科の多年草です。

茎は太く円柱形で直立し、30~60cmになります。葉は互生し葉身は長楕円形で、先は尖り縁は波状に縮れ3~5筋の葉脈がはっきりと目立ちます。花期は7月で淡紅色の花を穂状に多数つけ、苞は花と同じ長さです。側花弁は萼片より短く、唇弁はそれよりもやや長く、楔状広卵形で先端が3裂します。

和名は、根茎が伸びることに由来します。