谷空木(タニウツギ) スイカズラ科

<田植えの時期に花開く谷空木>

谷空木(タニウツギ)は宇奈月の日当たりのよい山野に生えるスイカズラ科の落葉低木です。 地元では田植えの時期に咲き始めるので、田植え花ともいいます。

葉は対生して長楕円形で、葉脈がはっきりして縁には鋸歯があります。 5月初旬、新枝の先や葉腋に散房花序を出して複数の花をつけます。 花冠は淡紅色の筒状鐘型で、上部がしだいに膨らんで先は5裂しています。

雪笹(ユキザサ) ユリ科

<群生を作ることが多い雪笹>

雪笹(ユキザサ)は、宇奈月の落葉樹林に生えるユリ科の多年草です。

葉は卵状楕円形で互生し、裏に粗毛があります。花は、やや斜上した頂部に円錐花序を付け、純白の小さな花が多数斜めから横向きに開きます。秋になると赤い実を付け、虫食いの照り葉と共にお茶花として用いられます。

葉の形を笹に見立て、花は雪に葉を笹に見立てたことが和名の由来となっています。小振りの下蕪の花器に、単独で生けても美しく貴賓があります。

垣通(かきどおし) シソ科

<草むらに可憐に開花するカキドオシ>

垣通(カキドオシ)は、宇奈月の山道の草叢に生える蔓性のシソ科の多年草です。

花は、淡紫色で小さな唇形花で1個から3個つけます。 茎葉はシソ科特有の香りがあり、細い毛がつています。花が終わると 節から根を出してしっかりと固定して、蔓を伸ばして増えていきます。

茎がよく伸びて垣の間を通って増えることから、和名の由来となっている。