室堂は、標高2450mで立山黒部アルペンルートの最高所です。室堂ターミナル周辺は室堂平らと呼ばれ立山三山や剱岳、奥大日岳、大日岳等の名峰を望むことができます。
今は、コバイケソウ、シナノキンバイ、チングルマ、イワショウブ、ミヤマキンポウゲ、ウサギギク、キジムシロなどの高山植物が咲き誇っています。
みくりが池周辺を散策する比較的平坦なコース(約1時間)、室堂展望台コース(片道1時間)、立山山頂コース(片道2時間)などがあります。
室堂は、標高2450mで立山黒部アルペンルートの最高所です。室堂ターミナル周辺は室堂平らと呼ばれ立山三山や剱岳、奥大日岳、大日岳等の名峰を望むことができます。
今は、コバイケソウ、シナノキンバイ、チングルマ、イワショウブ、ミヤマキンポウゲ、ウサギギク、キジムシロなどの高山植物が咲き誇っています。
みくりが池周辺を散策する比較的平坦なコース(約1時間)、室堂展望台コース(片道1時間)、立山山頂コース(片道2時間)などがあります。
7月7日から二十四節気は「小暑」。例年この時期は、長く続いた梅雨が終わりを告げ夏本番となる頃である。日本列島に梅雨前線の停滞が続き、残念ながら天の川が見られません。
今年の七夕は、東京芸術大学学長の澤和樹さん率いる弦楽四重奏団「澤クワルテット&蓼沼恵美子」七夕コンサートが宇奈月国際会館セレネで開催されます。結成30年を迎えてますます円熟味が溢れています。
第一部はモーツァルトの弦楽四重奏曲17番「狩」とべートーベンの弦楽四重奏曲第4番。第2部はシューマンのピアノ五重奏曲変ホ長調を演奏。第一ヴァイオリンは澤和樹、ヴィオラは市坪俊彦、第二ヴァイオリンは大関博明、チェロは林俊明、ピアノは蓼沼恵美子さんです。レンガ積みのセレネホールは、室内楽の演奏会にあっています。
延楽から徒歩3分で行ける宇奈月公園では、今蛍が飛び交っています。午後8時から9時ごろが見頃で、今月末ぐらいまで観賞できます。
宇奈月公園には昭和天皇の歌碑や与謝野鉄幹、晶子夫妻の歌碑、宮柊二の歌碑があります。園内には名水が流れる小川や池があり、クガイソウ、ギボウシ、ホタルブクロ等の山野草を愛でることができます。
延楽ウォクーの「尾の沼コース」は、やまびこ鉄橋を渡り黒部の心地よい川風を受けながらの片道1時間30分コースです。
途中、宇奈月ダムを横目に見ながら赤い鮮やかな湖面橋を渡り、宇奈月温泉木管事件の現場を見ながら新緑の木々と、落葉高木の甘い花の香りを嗅ぎながら山野草を愛でる。
終点の尾の沼の上流には未だ分厚い雪渓に覆われ、冷たい川風と雪解けで水かさを増した激流を眺める。湖越しに、未だ雪を頂いた黒部の山々を眺めながら尾の沼の露天風呂に浸かるのもお勧めです。
本日の延楽ウォークは、「黒部川扇状地の春を見つける」というテーマで歩きました。黒部川扇状地の扇頂である愛本から黒部川の右岸、左岸を歩くコースです。
田んぼには水が張られ、後立山連峰の雪を頂いた峰々が水面に映り込んでいます。
日本一深いV字峽を縫うように走る黒部峡谷鉄道。今年は、4月20日に猫又まで運行開始されました。
5月1日から鐘釣まで、5月3日からは全線開通の予定となっています。黒部峡谷は残雪をまとった黒部の山々に柔らかな新緑が美しく映える頃となりました。
出平ダムには雪解け水が満々と堪水され、紺碧に染まった湖面には複雑な稜線が映りこみます。その稜線は六つの峰のようにそびえ立っているので出六峰と呼ばれています。毎年の雪崩で削られてできたそれぞれの谷は、大雨が降ると滝に変わります。
日本画壇の手塚雄二氏は、この静寂な地を「星宿出六峰」として屏風で発表されました。出平駅は、猫又の手前の駅でその周辺は落葉樹が自然に近い形で植樹され、緑豊かな森となっています。萌黄色の葉が広がりつつある木間から湖面が神秘的に見えます。
黒部峡谷鉄道は5月1日、宇奈月から欅平(20.1Km)まで全線開通しました。
鶯が鳴き交う黒部の谷。トロッコ電車が深い谷を縫うように走っています。眼前に雪を纏った黒部の山々と、萌黄色に輝く新緑の峡谷、眼下に笹色を呈した薄濁りの黒部の流れを眺めながら黒部の探勝。
今年は、例年になく積雪が少ないので、早々と木々の花を楽しむことができます。
黒部川は、立山連峰と後立山連峰の山々の雪解け水を集めてその流れを作っています。これから日一日と雪解けで、水量が増え激流となって富山湾に注がれます。
真ん中の高い山は、右から清水岳(2593m)、その奥が旭岳(2867m)、さらにその奥が白馬岳(2932m)と連なっていきます。その稜線が、富山県と長野県の県境となり高山植物の宝庫となっていますます。ちなみに宇奈月温泉から白馬村まで直線距離で13kmですが、車で行くとなると糸魚川から148号線を使って3時間の道程です。
<宮廻正明:「道の空(薮田小学校)」>
10月13日から七十二侯は「菊花開(きくのはな、ひらく)」で、二十四節気の寒露の次侯にあたる。菊が咲き乱れる頃という意味。各地で菊祭りが開かれる頃である。
芸術の秋、黒部峡谷セレネ美術館では開館25周年を記念して「宮廻正明展:(無極)」が開催されている。宮廻正明画伯は、近年では最新の科学技術と芸術を結び付けたクローン文化財のリーダとして脚光を浴びている。
最初の部屋に展示されている大作が「道の空」、富山県氷見市の薮田小学校である。取材時にはすでに廃校になっていて、解体される運命にあった。平成5年、ブリお越しの取材に行く途中、薮田小学校の前を通過したとき校庭にはいくつもの水たまりがあり空と雲が映りこんでいた。宮廻画伯は直ぐにスケッチを始める。
薮田というと浅野コンツェルンを一代で築き上げた浅野総一郎の故郷である。京浜工業地帯の生みの親でもある。このプロジェクトに昭和2年から加わるのが、宇奈月温泉の生みの親の山田胖である。浅野は、山田胖の電気事業に対する優れた見識と卓越した経営手腕を高く評価し、系列会社へ役員として迎え入れる。
宮廻画伯の作品は二人の結びつきを物語っているかのようでもある。山田胖氏のお孫さんが東京芸術大学で、宮廻画伯の後輩であるというのも不思議な縁である。
展覧会の会期は10月13日から11月25日まで。
四方を山に囲まれた宇奈月温泉。
木の葉はすっかり散り終え、二十四節気の大雪。
灰色の雪雲が空を塞ぐ冬到来。
時折雲の切れ間から差し込む光。
迫る山々の木々には、雪の花。
今日から七十二侯の次候、熊蟄穴(くまあなにこもる)。
熊が冬眠にはいる頃である。
寒いときこそ、湯量豊富な宇奈月温泉で至福の時を。