綿柎開(わたのはなしべひらく)

<露天風呂付き客室・706号室>

8月23日から二十四節気の「処暑」に入ります。処とは止まるという意味で、夏の暑さが収まるとされています。七十二侯は「綿柎開(わたのはなしべひらく)」で二十四節気「処暑」の初侯となります。柎(はなしべ)とは、萼のことです。「綿柎開」は、綿の実を包んでいた萼が開きはじめ、中から綿毛が出てくる頃という意味です。

綿は、熱帯や亜熱帯に分布する繊維植物でアオイ科の多年草です。同じ科の木槿や芙蓉と同様夏の花です。寒さに弱いため日本で栽培されているのは、インド綿の変種で1年草です。茎の長さが1m前後になり、秋に結実した果実は卵形で、褐色に熟すと割れて中からは種を包んだ白い綿花があらわれます。この綿毛を紡いで綿糸にします。

黒部の山々は、厚みのある夏雲から白い巻雲に変わろうとしています。行き合いの空は秋の訪れを感じさせます。そんな景色を望める露天風呂付きの客室が、昨年の7月に新たに6部屋完成しました。すべてが眺望絶佳で、眼下には岩を食む黒部川の激流を眺め、眼前には黒部の峰々を望むことができます。峡谷に轟く川の音を聞きながら湯船に浸かります。時折、爽やかな川風が頬に感じられます。どうぞ至福の時を味わってください。