東風解氷(はるかぜこおりをとく)

<春めく黒部の山>

2月3日から二十節気は「立春」を迎えます。立春は冬が極まり春の気配が立ち始める日とされ、1年の始まりの節気でもあります。旧暦の元旦は立春に近い新月の日で、正月を新春、初春と呼ぶのはこの名残です。この日から立夏の前日(5月4日までが春となります。

立春は、あらゆる節日の基準日となります。おわら風の盆に謡われる二百十日は、立春から数えると9月1日になります。八十八夜も同様で暦に記して農作業の目安としました。七十二侯の始まりは、「東風解氷(はるかぜこおりをとく)」で二十四節気「立春」の初侯。東風とは春風のことで、東から温かい風が吹き、張り詰めていた氷を解かし始める頃という意味です。今日から日足が伸び木々も次第に芽吹き始め、春の兆しが少しずつ現れ始める頃です。禅寺では早朝に立春大吉と書いた厄除けの紙札を貼って、邪気を払います。

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