銀彩色絵水玉紋角皿

<富山湾の幸は銀彩に映えます>

大陸からの寒波到来で、富山県内は2日続けての雪です。露天風呂からの雪景色は至福の時です。大寒の富山湾で水揚げされる魚は、ますます身がしまってきます。
本日の活鮮は津和井蟹、富山海老、アラ、寒鰤です。

季節のうつわは「銀彩色絵水玉紋角皿」です。
富山湾の幸は、銀彩に美しく映えます。

銀彩とは、銀箔や銀泥使って加飾する技法です。石川県立美術館蔵の色絵銀彩雉香炉は、17世紀後半に、京都小室焼の野々村仁清が銀泥を用いた銀彩の代表作です。
銀は酸化しやすく黒ずんでくるので、今日では透明度の高い淡い青釉や萌黄釉の釉下に、銀箔文様を貼り付けて施釉する釉裏銀彩の技法も行われています。