笹百合(ササユリ) ユリ科

<気品と芳香のある笹百合>

笹百合(ササユリ)は、宇奈月の山地の草叢に生えるユリ科の多年草です。

短い花柄を持った披針形で細い葉を互生し、葉先は尖り主脈がはっきりしています。
和名は、笹の葉に似ていることが由来となっています。
茎は分岐せずに長さは40~70cm位です。

6月ごろ、淡桃色の漏斗状鐘形の花を横向きにつけて開花します。
花に近づくと独特の芳香が漂うので、すぐに見つけることができます。
茎の最下部で切ると絶えることがあります。
栽培は極めて困難な山野草です。