檀香梅(ダンコウバイ) クスノキ科

<落葉樹の冬の姿>

落葉樹の冬の姿は、厳寒の環境に耐えている時の姿です。冬を迎える時、一斉に葉を落とし、来るべき春に備えて瑞々しい生命の息吹を宿しています。

その象徴が冬芽です。樹木の種類により特徴が出ています。冬芽には様々な名称がつけられています。枝の先端に付いている芽は頂芽で、枝の横から出る芽が側芽です。更には葉や枝になる芽が葉芽、花の咲く芽が花芽です。冬芽の形や付き方で樹木がわかります。

檀香梅の冬芽は、魚の鱗のような芽鱗に特徴が出ています。落葉樹の中で逸早く花を咲かせます。黄色の小さな花を枝に無数に付けます。葉や枝に芳香があるので白檀(ビャクダン)の漢名の檀香が付けられています。

色絵枝垂桜蓋物

<ほたるいかのお造り>

桜が開花すると、富山湾では白海老漁やホタルイカ漁で賑わいます。
ホタルイカは、お造りや釜揚げが最も美味しくなる頃です。

ホタルイカは可憐な生き物で、青白く発光するので見る人を魅了する。
体型が優美な流線形で、体色が透き通った薄茶色のホタルイカの造りは独特の甘みがある。ゲソだけを刺身にした「竜宮素麺」も絶品です。
スッキリとした地酒「勝駒・純米吟醸」が合います。

季節のうつわは「色絵枝垂桜蓋物」です。
蓋の部分に桜が繊細に書き込まれ、雅膳に相応しいうつわとなっています。。