九十九草(ツクモグサ) キンポウゲ科

<ガスがかかると花が閉じてしまう>

九十九草(ツクモグサ)は、宇奈月の高山帯の白馬岳、清水岳山頂直下の岩礫地や稜線沿いの風衝草地に生えるキンポウゲ科の多年草で、日本固有の高山植物です。

全体が毛で覆われ、葉は掌状に細かく深裂します。細葉で複雑なパセリのようになります。花茎の高さは5~15cmで、茎頂に上を向いた漏斗状の6個の萼片が花弁状になり淡黄色の花となります。ガスがかかったり雨の日は、花は萎んでしまいます。外側を白い毛で覆った萼片は、晴れると開きます。