白海老(シラエビ)漁は、4月1日に解禁となりました。体長7~8cmの透明で淡紅色の小さな海老は、富山湾の宝石とも呼ばれています。地元ではシロエビ、ヒラタエビ、鼈甲海老と呼んでいます。正式にはシラエビといいます。
主な生息地は、富山湾の奥部に位置する新湊市の小矢部・庄川海谷、富山市岩瀬沖の神通海谷、水橋沖の常願寺海谷の3カ所だけです。海谷とは、海底の峡谷で、海底の湧水によってできたという諸説もあります。海谷で真水が湧き出している一帯です。
料理方法は、お造り、昆布締め、唐揚げ、かき揚げ等があり、その他にそうめんの出汁にも使われます。 今回のおすすめはお造りです。
季節のうつわは「瑠璃硝子小鉢」です。
2024年4月
姫踊子草(ヒメオドリコソウ) シソ科
姫踊子草は、宇奈月温泉街の道ばたに群生し、普通に見られる越年草で帰化植物です。
茎は、シソ科の特徴である方形で直立し、短い毛があります。葉は対生し、茎の下部では長い柄があって円心形です。上部は卵円形で葉柄が短く密に詰まり、赤紫色になることが多いです。花冠は、淡紅色で唇の先が2裂する二唇系で、葉の脇から放射線状に外側に向かって開きます。
これとよく似ているシソ科のホトケノザは、葉の形が半円形で蓮台のようになっていますので、容易に見分けがつきます。