仁清色絵藤絵六寸皿

<柳鉢目の煮つけ>

滞在料理の煮物としてよく使うのは、柳鉢目(ヤナギバチメ)です。
富山湾の柳鉢目漁も終盤になると大物が水揚げされます。
大物を吟味して炊合わせにします。

季節のうつわは「仁清色絵藤絵六寸皿」です。
山を彩る藤の花が散ると、二十四節気の芒種に入ります。
梅の実が色づき熟すると、いよいよ梅雨入りとなります。

大大根草(オオダイコンソウ) バラ科

<雨上がりの大大根草>

大大根草(オオダイコンソウ)は、宇奈月の山の木陰や山道沿いに生えるバラ科の多年草です。

冬期間、根出葉がロゼット状に地表に広がり、大根の葉の形に似るところから和名が来ています。 大根はアブラナ科で、バラ科の大大根草とは種類が違います。

葉は羽状複葉で頂小葉は細長く先は尖っています。 茎はまばらに分岐して枝先に五角錐の蕾を1個つけ、上部から順次黄色に開花します。
5個の萼裂片は花時には反曲し、5枚の花弁はほぼ円形で雄蕊雌蕊ともに多数あります。

白色花の岡虎の尾や蛍袋と合わせます。