焼締長方皿

<ぼた餅の模様が、くっきりと出ています>

秋の旬菜を盛る器は、土の香りが感じられる物が適しています。雅膳の一皿は秋の旬彩の焚合せです。富山湾の車海老と、秋の旬菜を上質のだしを使って炊きました。

季節の器は、「焼締長方皿」です。ぼた餅の文様がくっきりと浮かび上る秀作です。

輪島塗・盛器黒へぎ目 秋草絵杉蓋

<秋の山海の珍味>

二十四節気の「処暑」に入ると、宇奈月の山々では、秋の気配が漂うようになりました。長月の前菜は、富山の山海の珍味です。宇奈月の山野では、秋の野草が開花し始めました。

季節の器は、「輪島塗・盛器黒へぎ目 秋草絵杉蓋」です。秋の彩りが美しい盛器です。

古染付荒磯中皿

<深みのある呉須>

地元で水揚げされる大形の「のどぐ黒」は刺し網で獲ります。脂がのっているので、お造りやしゃぶしゃぶがお勧めです。お酒のあてには焼物が合います。雅の連泊の焼物です。 

季節の器は、「古染付荒磯中皿」で、深い藍色がよく出ています。古磁器のもつ風合いや味わいは、料理を盛りつけて初めて伝わってきます。器は用の美なのです。

染付とは白磁胎に酸化コバルトを主原料とした顔料で模様を描き透明釉を掛けて高火度で焼成した磁器のことです。釉薬の下に文様が施されていることから「釉下彩」技法の一つで、身近な染色の藍染を想起して「染付」と呼んでいます。中国の青花あるいは青花磁器のことです。

仁清色絵花火絵六寸皿

<花火の皿>

宇奈月温泉花火大会は、8月18日と冬の花火は1月から3月までの毎週土曜日に行っています。今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、夏の分は中止となりました。早く収束するよう願っております。

季節の器は、「仁清色絵花火絵六寸皿」です。器でも楽しめる夏の風物詩です。

銀彩波絵小判形向付


<のど黒のお造り>

延楽・のど黒会席の中の一皿は、割鮮(お造り)です。甘みのある脂がのって割鮮としては最高の食材で、少し炙りが入っています。富山湾から能登半島にかけてはのど黒のいい漁場となります。のど黒は焼き物、煮物、しゃぶしゃぶなどの多彩な料理があります。割鮮(お造り)に使うのど黒は、鮮度が重要です。

季節の器は、「銀彩波絵小判形向付」です。波絵なので夏に相応しい器です。

輪島塗・盛器黒へぎ目 花火絵杉蓋

<匠膳の前菜>

彩りも美しい、匠膳の前菜で、富山の旬の旨物が盛り込んであります。盛器の蓋は、杉の正目板で、夏の風物詩の花火が描いてあり目でも季節感が味わえます。 図案は月替わりで、季節の花鳥や風物詩を題材にしています。

季節の器は、「輪島塗・盛器黒へぎ目 花火絵杉蓋」です。盛器の裂かれたへぎ目が、漆によって柔らかくうつり、料理が美しく映えます。

宇奈月温泉では毎年8月18日に花火大会が行われていましたが、今年は残念ながらコロナ禍で中止となりました。

白金流星絵七寸皿

<夏の星座をイメージ>

お盆前には、流星群がよく見られます。北の方向から流れる星は一瞬に消え、次から次と連続で見られます。夏の大三角形がよく観察できる日は、満天の星も鑑賞できます。

雅膳の一皿は、「白金流星絵七寸皿」です。夏の夜空を美しく模った、美しい器です。

仁清色絵朝顔向付

<夏野菜の彩>

宇奈月温泉下流域の黒部川扇状地は、名水湧水群で知られています。 名水が育んだシャキシャキの夏野菜は、暑気を取り払ってくれます。

 季節の 器は、「仁清色絵朝顔向付」です。 仁清写しの陶器は、優美な色絵で料理を引き立ててくれます。

硝子青縞平向付

<吹きガラスの皿>

会席料理の途中で、酢の物で少し落ち着くのもいいものです。これから出てくる料理への期待を込めて、今までの味を調えます。雅膳の一皿は、「水蛸の湯引き」です。

季節の器は、「硝子青縞平向付」です。吹きガラスで極限まで薄く仕上げてあります。器の効果で涼やかな雰囲気になります。

浅葱交趾渕銀箔長角皿

<夏色の器>

立秋に入っても暑が続いています。真鯛の薄造りを柑橘の香りと酸味で爽やかにいただきます。川風に乗って河鹿の鳴き声が聞こえてきます。蝉しぐれも幾分かは和らいできました。

季節の器は、「浅葱交趾渕銀箔長角皿」で、トルコブルーの器です。浅葱色とは、蓼藍で染めた明るい青緑色のことで、古くから伝わる日本の伝統色です。浅葱と付く様々な派生色があります。水浅葱、花浅葱、錆浅葱、鴇浅葱、薄浅葱等で、和の色は実に豊富です。銀箔から波がしらをイメージできます。