露草(ツユクサ) ツユクサ科

<朝露を帯びた露草>

露草(ツユクサ)は、宇奈月の林道沿いでやや湿った所で見られるツユクサ科の一年草です。

大きな背丈のイタドリやタケニグサ等の下で、青い可憐な花を咲かせます。内花被3片のうち2片が立ち上げっている様は、鈴虫が羽を広げて啼いているところを連想します。

花は、朝開いて昼にはしぼみます。露を帯びた草の意味からこの名前がつきました。 その他に、万葉集では「月草」として詠われ、日本画では露草と蛍を描いた作品が多くあり、「蛍草」ともよばれている所以です。

色絵瓢箪絵六寸皿

<もっとも使いやすい六寸皿>

のど黒会席の一皿は、のど黒西京焼きです。上質な脂がのって地酒とよく合います。合わせる地酒は、千代鶴酒造の純米生原酒「恵田」です。酒米は、地元で品種改良された酒造好適米「富の香」が使用され、深みのある味わいとなっています。

季節のうつわは「色絵瓢箪絵六寸皿」です。瓢箪は、「三つで三拍(三瓢)子揃って縁起が良い、六つで無病(六瓢)息災」などといわれ、健康長寿と家内円満をもたらす吉祥意匠として器によく使われます。大暑に入ると瓢箪の棚は、暑い日差しを遮ってくれます。