岩梅(イワウメ)は、宇奈月の高山帯の岩地や礫地に自生する、イワウメ科の常緑小低木です。
枝は、風雪に耐えながら横に這い、厚い革質の葉が密生しているので木本には見えません。葉は倒卵状の楔形で丸まって、高山の岩場にカーペット状に広がって群落を作ります。花は、乳黄白色で枝先に長さ2cmほどの花柄を出し、その先に梅と似た花を上向きにつけます。花冠が5中裂するため花弁が5枚のように見えます。
群落とは、幾つかの異なった植物が同一環境に生育していることで、群生は同一種の植物が同じ場所に群がって生えていることです。高山帯では両方が見れます。