野紺菊(ノコンギク) キク科

<一般的にみられる野菊>

野紺菊(ノコンギク)は、宇奈月の山野や路傍に生える、キク科の多年草で、地下茎を出して増えます。

茎は、よく分岐して真直ぐ伸びます。葉は、長楕円形で互生し、両面に短毛を密生して、ざらつきます。秋に、茎頂に頭花をゆるい散房状に多数つけます。頭花は、舌状花で淡紫色の野菊です。

御蓼(オンタデ) タデ科

<雌株の果実は紅色を帯びる>

御蓼(オンタデ)は、宇奈月の亜高山帯から高山帯にかけて分布する、タデ科の多年草です。

根茎の各節から芽を出し、中空の太い茎を伸ばし、高さが30~100cmになります。 葉は単葉で互生します。

夏から秋にかけて、上部の葉腋から花穂が伸び、総状花序となり円錐状になります。雌株の果実は、痩果で3個の翼があり、紅色を帯びます。

大虎杖(オオイタドリ) タデ科

<白い花の虎杖の群生は圧巻>

大虎杖(オオイタドリ)は、宇奈月の亜高山の草地に生える、タデ科の大型の雌雄異株の多年草です。

地中に根茎が長く伸び、木質化し、各節から芽を出し、中空の太い茎を、大きく伸ばします。葉は広卵形で先は細く尖り、基部は浅い心形で互生します。

夏から秋にかけて、上部の葉腋から花穂が伸び、複数状に白色の小花を付け、花弁がなくて萼片があります。春先の芽は、山菜として食されます。

竜胆(リンドウ) リンドウ科

<山の斜面にひっそりと咲く>

竜胆(リンドウ)は、宇奈月の山野に生える、リンドウ科の多年草です。

葉は披針形で、葉縁は切れ込みのない滑らかな全縁です。葉の表面には、3条の並行する脈があり裏面は白く対生し、葉柄は無く茎を抱き、先端は尖っています。

茎は、やや細く直立または斜上し、切り口は苦みがあります。花は、茎頂か上部の葉腋に、青紫色の筒状をした鐘形の花をつけます。先端は5裂し、上向きに付きます。

亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ) キク科

<実は衣服に付く>

亜米利加栴檀草(アメリカセンダングサ)は、北アメリカ原産の帰化植物で、宇奈月の道端や荒れ地などに生えるキク科の1年草です。

茎は、高さが50~150cmになり、四角柱で暗紫色でほとんど毛がありません。葉は対生し無毛で、3~5個の小葉に分けれ、鋸歯があり先が尖ります。

9月~10月、茎頂に黄色の頭花を付けます。6~12個の頭花の経より長い総苞片をもちます。苞とは蕾を包むように葉が変形した部分のことです。

溝蕎麦(ミゾソバ) タデ科

<秋の妖精>

溝蕎麦(ミゾソバ)は、宇奈月の山路や谷間などの湿地に自生するタデ科の一年草です。 宇奈月のスキー場で、群落を形成します。

茎の高さは、40~70cmでまばらに分岐して、下向きの棘があります。葉は互生し、鉾型で毛がまばらに生えます。 花は枝先に花穂を出し10個ほどの米粒のような形の小花を集めて付けます。 萼は5裂し淡紅色、白色などの色があり花弁がありません。

花と葉の形が蕎麦に似て、溝などの湿った所に群生するので、この名前がついたようです。

胡麻菜(ゴマナ) キク科

<葉が胡麻の葉と似ている>

胡麻菜(ゴマナ)は、宇奈月の山地の道端や林縁などに生える、キク科の多年草です。

葉は、両面に短毛のある長楕円形で互生し裏面には腺点があります。 9月から10月にかけ茎頂に小さな白い頭花を散房状に密に付けます。 茎の高さは1.5mにも達する野菊なのでよく目立ちます。

葉の形が胡麻の葉に似ているところから、胡麻菜と名付けられました。 若菜は香りが楽しめ、茹でておひたしにしたり、そのまま天婦羅として食すことができます。 晩秋は、沢山の花をつけた胡麻菜が目立ちます。

穂躑躅(ホツツジ) ツツジ科

<淡紅色の小花を沢山つける>

穂躑躅(ホツツジ)は、宇奈月の山に生えるツツジ科の落葉低木です。 枝を束ねて箒を作るとこから山箒とも言います。

葉は楕円形で互生し先はやや鋭頭形です。 花は、9月ごろから新枝の先に円錐花序を付けるのところから、和名が来ています。 花序は直立し、淡紅色の小花を横向きに多数開かせます。 花弁は線形で3枚から4枚が反り返って丸まり、雄しべが長くまっすぐに伸びるのが特徴です。

全草にグラヤノトキシンという有毒成分が含まれます。 黒部峡谷の岩場を真っ赤に彩めます。 宇奈月温泉周辺の紅葉の見頃は、例年であれば11月7日前後です

嫁菜(ヨメナ) キク科

<一般的な野菊>

嫁菜(ヨメナ)は、宇奈月の原野や道傍に生える、キク科の多年草で、代表的な野菊で日本特産種です。

茎は、緑色で紫色を帯び、よく分岐します。葉は、披針形で互生し、粗鋸歯があります。夏から秋にかけて、枝頂に頭花を1個開かせます。舌状花は、淡紫色で管状花は黄色です。

和名の由来は、若菜は香りもよく美味しくて、花は花嫁のように美しいところからきています。

虎杖(イタドリ) タデ科

<草地に群生する>

虎杖(イタドリ)は、宇奈月の日当たりのよい山野に生える、タデ科の多年草です。 地中に根茎が長く伸び、木質化し、各節から芽を出し、中空の太い茎を伸ばします。

葉は広卵形で先は細く尖り、基部は浅い切形で互生します。 夏から秋にかけて、上部の葉腋から花穂が伸び、複数状に白色の小花を付け、花弁がなくて萼片があります。春先の芽は、山菜として食されます。