
冬の「のど黒」は、脂がのり旨くなります。お造りは、少し炙った焼霜づくりは格別です。塩焼きも脂の旨味が十分味わえます。吟醸酒粕を混ぜた味噌に漬けて焼くと、脂の旨味に深みが出ます。勝駒純米吟醸と合わせます。
季節のうつわは「色絵ツボツボ重扇面皿」です。
ツボツボ紋とは、三千家の替紋です。ツボツボは口が窄まった形をした小さな素焼きの器で、伏見稲荷大社の門前で売られていました。これに稲荷山の土を入れて持ち帰り田畑に埋めて五穀豊穣の祈願をします。宗旦が伏見稲荷信仰をしていたこことから替紋として使われたそうです。