
黒部峡谷は川風が心地よく、新緑が美しく映える頃となりました。旬の一皿は、白魚の酒煮と山菜と生くちこです。きりっとした地酒は、千代鶴酒造の「恵田」がおすすめです。 無農薬の有機栽培米からつくられた数量季節限定酒です。
季節のうつわは、端午の節句にちなんで「浅葱交趾鯉幟筒向付」です。 鯉の目玉や鱗は銀彩で加飾され、浅葱交趾の青みを一層引き立ててくれます。
黒部峡谷は川風が心地よく、新緑が美しく映える頃となりました。旬の一皿は、白魚の酒煮と山菜と生くちこです。きりっとした地酒は、千代鶴酒造の「恵田」がおすすめです。 無農薬の有機栽培米からつくられた数量季節限定酒です。
季節のうつわは、端午の節句にちなんで「浅葱交趾鯉幟筒向付」です。 鯉の目玉や鱗は銀彩で加飾され、浅葱交趾の青みを一層引き立ててくれます。
坪菫(ツボスミレ)は、宇奈月の山の木陰に生えるスミレ科の多年草で小型なのであまり目立たない花です。
地下茎は短く、地上に根出葉と複数の茎をのばし、長さは5cmから20cmで低く、周りの草の陰になります。 葉は、丸く円心形で先が尖り、きれいなハート型になります。
花は地上茎の葉腋からでて、花柄は立ち上がり、葉より少し上に出て花をつけます。白色の花弁の上弁は反り返り下弁には基部に向けて深紫の筋が入ります。
姫空木(ヒメウツギ)は、宇奈月の日当たりのよい岩間や谷川沿いに自生するユキノシタ科の落葉低木です。
高さは1m内外で、枝はよく分岐して弓状に曲がり、若枝は無毛です。葉は単葉で対生し有柄で長楕円状披針形。先は尖り細い鋸歯があります。空木(ウツギ)と比べると下面はほとんど無毛で、質は薄くて滑らかです。新梢の先に総状花序をつけ、小さな白花を多数開きます。
空木(ウツギ)に似て、小形であるのことが和名の由来となっています。空木(ウツギ)よりも早く開花します。
春紫菀(ハルジオン)は、宇奈月の道端や空き地等の窒素分の多い場所に群生するキク科の多年草です。北アメリカ原産の帰化植物で、全国各地で雑草化しています。
茎の高さは30cmから80cmぐらいで、あまり分岐せずに直立しています。根元には篦型の根出葉があり、花の時期にも残ります。茎葉の基部は耳状に張り出して茎を抱きます。頭花は舌状花は白色あるいは淡紅色で、筒状花は黄色で長径2㎝ぐらいです。蕾の時は、花序全体が下向きです。よく似たヒメジオンは、茎がより高く茎は空洞になっていません。蕾は下向きにならないです。
雪融け水が勢いよく流れ込む晩春の富山湾。割鮮とは、新鮮な造りのことです。この季節の旬魚は、蛍烏賊、白海老、水蛸、細魚、のど黒、富山海老、バイ、柳ばちめ、平目、キジハタ、鯛など、水揚げされる魚の種類が多くなります。
白身魚のお造りには、延楽特製の刺身ダレ「煎酒」をお試しください。魚の上質な旨味が、お口の中で驚くほど広がります。合わせる酒は、皇国晴酒造「幻の瀧 大吟醸」、清都酒造「勝駒 純米吟醸」、千代鶴酒造「千代鶴 純米吟醸」、桝田酒造「満寿泉 大吟醸」、羽根酒造「羽根屋 大吟醸」がお薦めです。
季節のうつわは「色絵菖蒲絵向付」です。
器で季節をめでるのも料理の楽しみの一つです 。
山吹(ヤマブキ)は、宇奈月谷沿いに群生するバラ科の落葉低木です。幹は叢生し広がっていきます。
葉は、2列に互生して卵形で二重鋸歯があります。花弁は黄金色で5個から8個あり平開します。山吹は、どんな花とも相性がよく、生けやすい花です。付近には棘のある紅葉苺も自生しています。どちらもバラ科なので枝や葉がよく似ています。
金瘡小草(キランソウ)は、宇奈月の山道の道端に多く見られるシソ科の多年草です。
根出葉はロゼット状で、 茎はシソ科の中では珍しく円形で、地上を這って四方に伸びます。節の葉腋に碧青色の唇形花を数花付けます。上唇は短く2裂し下唇は平らに大きく発達して3裂し、中央が切れこんだようになって浅く2裂します。
開花期の全草は、筋骨草という生薬として知られています。
紅津合蟹は4~8月の期間、津合蟹は3月21日~11月5日の期間は資源保護のため禁漁となります。その間、富山湾では毛蟹が水揚げされますので、宇奈月では年間を通して蟹が美味しくいただけます。この時期は、黒部の山菜を添えて食します。
季節のうつわは、「染付芙蓉手兜鉢」です。名前の由来の通り兜の形です。染付の色合いと獣面の書き込みがしっかりしています。
大立坪菫(オオタチツボスミレ)は、宇奈月の山の木陰や林内に生えるスミレ科の多年草です。
豪雪地帯に多く見られるスミレで、茎は地下茎から多数出て長さ20cmから40cmぐらいになります。 葉は、円心形で大きくて先が尖らないのでタチツボスミレと区別ができます。 花は地上茎の葉腋からでて長い柄があり、淡紫色で可憐に開花します。
花が終わる初夏には小さな蕾のように見える閉鎖花を出し、果実を作ります 。